翡翠の姫君、琥珀の王子
「サクラ姫、

いいえ、昔のようにラス姉様
私はサクラ姫の従者ではなくラス姉
様の妹分として、幸福になって」

リンが力強く言うのを遮り

「あの方は…」

名すら知らないあの方が絶対来る
保証はない

「姫様は、約束しましたか?」

トモは微笑みながら聞くから頷く

「では、約束の地に行かないと」

「あの場所を指名したなら絶対に
来るに決まっていますよ」

「「速く行って来てください」」

言われ頷きトモと入れ代わり

約束の地に向かった
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