雫の恋

「似合ってんじゃん」


「お世辞はいいです。間に合ってます」


「……俺に嘘がつけると?」


「嘘をつかなかったことがある?」

「………」


ふっ…何度嘘をつかれたことか…


「まぁ…いっか…行くぞ」

優斗が私の手を握って引っ張っていく


……なんか熱い



「優斗…熱あるんじゃない?」


「ない」

「熱いし…赤いよ?顔」


「夕日のせいさ…」


絶対に違う
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