雫の恋
「優斗…大丈夫?」

「恥ずかしさで死ぬ…」

「………」

「っつか、言っていいのか?親の前では一応兄妹だぞ?俺ら」

「ああ…それなら…」

私はお父さんを指さす



「そうだねぇ…いつがいいかねぇ…」

「6月にしませんか?たしか6月に結婚した花嫁は幸せになると聞きました!!」

「そうだね!!」



楽しそうに私たちの結婚式の予定を立てている二人


「ずいぶんとお気楽な父親だな」

「昔からだ」

「………苦労しただろ」

「ものすごく」

思い出したくもねぇ

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