初恋な彼女。
∥第3章∥

■守るもの。




「うわあー楽しかったぁー」

「あんまぬいぐるみ、取れなかったけど」

少し罪悪感のある顔で

後頭部を掻く広介。

ちゃんと考えてくれてる、と

あたしは笑みをこぼす。

「何言ってんの。あたし、こんなにもらっちゃった」





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