初恋な彼女。




まるで隠れんぼみたいな

ハラハラゲームが続く。

あたしと広介は、親密距離で

必死に隠れた。


ドキドキなんてしてない。

するわけない。

してないもん。


アタシはもうすぐ、

この世界から消えるんだから―――。



「…行ったな」





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