メイドさんの恋愛事情




「………え?」




川瀬さんはそう言って、カバンを掴んだ。


あたしも、いっしょに…?




「何突っ立ってんだよ。早く行くぞ」


「いや、でも悪いですし!あたし1人でコンビニのパン食べてますよ!」




あたしはそう言ったのに……。




「ご主人様の命令は絶対、だろ?」




にやっと笑った川瀬さんに腕を掴まれて、家から連れ出されていた。





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