メイドさんの恋愛事情




「はい、朝ごはん」




冬夢くんが運んできてくれたのは、クロワッサンとお味噌汁とスクランブルエッグ。


…………え、お味噌汁?




「味噌汁は元気が出るから!やっぱ日本の朝は味噌汁だろ」


あたしの気持ちを見透かしたように、冬夢くんがそう言った。


このメニューに味噌汁はびっくりだけど…、


「いただきます」


味噌汁がおいしいから、そんなことは気にしないことにしよう。




「ねえ妃菜、今日は何がしたい?」


冬夢くんが首をかしげて聞く。


あたしは少し考えてから、


「したいことなんてないので、家にいます」


と言った。


すると、冬夢くんは呆れたような顔をした。


「は?したいことなんてない?なんか一つぐらいあるだろ?例えばさ、ほら、遊園地でジェットコースターに乗るとか、遊園地でコーヒーカップに乗るとか!」


「……………遊園地、行きたいんですか?」





< 89 / 89 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

キャンディー
ふう愛/著

総文字数/34,913

恋愛(その他)9ページ

表紙を見る
きっかけは歯科検診
ふう愛/著

総文字数/1,623

恋愛(学園)2ページ

表紙を見る
男の子、怖いです
ふう愛/著

総文字数/6,938

恋愛(学園)11ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop