― ONE LOVE ―


―――――――‐
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【千春の心】

…あっ?!…あのヴォーカルの人?!







…ナンパしてきた人?!





「んっ?…千春?どうしたの?…。」




『あのヴォーカルの人、…私知ってるの!!』





「…(笑)!私だって知ってるよ!モンキードロップスのヴォーカルの子(笑)!」




『違う!それは、私だって分かってる!バカじゃないんだから!』





「まぁまぁ…(笑)!落ち着いてよ!」





『この前、ちょっとだけアッコにも話したじゃん!…空港でナンパしてきた人の事!!』





「ん~…、なんかそんな話してたようなぁ…(笑)。」




『モンキードロップスのヴォーカルの子が、その人なの!』





「えぇ?!…でも、最初に出てきた時は、気づかなかったの?」





『さっきは、なんか…変なサングラスかけてたじゃん!』





「あっ!そうだったね(笑)!」






【千春の心】

…そういえば…

…ナンパしてきておいて…

連絡は一度もなかった…



エッチ目的じゃなかったんだ…




…でも…


何で連絡してくれなかったんだろう…


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