― ONE LOVE ―


―――――‐―


その頃、千春とアッコも、ライヴの余韻に浸ろうと、近くの居酒屋を探したが、ライヴを見に来ていた他の観客も同様に、近くの居酒屋に集まっていたため、渋々ファミレスへ移動していた。


――――――‐‐


「いや~楽しかったね?」






『………うん。』





「ちょっと?何考えてんのぉ?

…もう!…また、ツトムくんの事?!」




『違うよ!もう、それは大丈夫だから!』




「そうなの?!…へぇ…(笑)んじゃ、何?」




『ほら~!ナンパしてきた人の事!モンキードロップスのヴォーカルの…!』




「…それホントなの?」





『だからぁ!ホントなんだってば…。』




――‐――――


千春は、話したはずだった洋人の事を、もう一度、今度は細かく、アッコに話す。


――――――‐



「あぁ!!思い出した!エッチなページを千春が見てるとこ見られたって子だ…(笑)!」




『…そうそう…(汗)。』




「…で!それで何したいの?…この間は、ナンパしてきてくれてありがとうって、言いたいの…(笑)?」





『そうじゃないけど…。』
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