― ONE LOVE ―


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千春は、アッコに事の経緯を話した。それと同時に、洋人に対して、少し罪悪感を抱いた。


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【千春の心】

…ナンパされた時、ツトムの事思い出して、急にあの人の前から、逃げて来ちゃって……(汗)

…あの人にしたら、意味分かんないよねぇ…しかも、

…せっかく電話くれたのに…


…何も言わないまま、電話切っちゃって……(汗)

…あぁ、なんか…悪い事したなぁ……




「千春!…でも、それ仕方ないよ!千春だって、ツトムの事で、いっぱいだったんだから…。あの子には、悪いだろうけど…。所詮ナンパなんだから、あっちも気にしてないんじゃない??」




『うん…。…でも、ただのナンパにしては………、あの人すごい一生懸命で、ガチガチに緊張しながら、私に声かけてきたんだよ?軽いナンパには見えなかったんだよね~。だから、私も友達OKしたし…。』




「う~ん…。ナンパには慣れてない感じだったんだね。…それじゃ…、やっぱり、千春に対して、一目惚れ?」




『う~ん……(照)。』



「あっ!千春、今!!絶対、自分に自惚れたでしょ??」





『いえいえ…(照)!そんな事ないよ…(汗)!』

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