― ONE LOVE ―


アッコの的を得た言葉に、千春の心臓が、急に慌てて走り出した。


―――――‐‐


【千春の心】

…そんな……心の準備もできてないし…。

…しかも、こんな人がいっぱいいる所で、…急に話しかけるなんて………


………無理だよ…(泣)。



―――――‐‐

アッコは、ソワソワしだした千春の様子を見るなり、こう言った。


―――――


「まさか…千春…。声かけないつもり……??」




『…いや……だって…。

…私の顔覚えてないかもだし』




「…さっきまで、千春の話してたんだから、…忘れてたとしても、思い出すでしょ!!」




『…ううっ…(汗)。』




「恥ずかしいのは、分かるけど…。あの子に対して、少しでも罪悪感を感じてんなら!………今日しかないよ!!さっきの話からすると…あの子、もう千春に電話なんてできないと思うよ!!」




『だよね……。』



【千春の】

…んん…どうしよう……。

…でも…いつまでもツトムの事気にしてばかりいられないし!


前に進まなきゃ…!




…って…。



…別に告白するわけじゃないんだ……アハッ(笑)



とりあえず…謝らなきゃ…ね!!

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