― ONE LOVE ―


その一部始終を見ていたアッコが、千春にかけよってきた。



――――――‐‐



「何してんのよ!千春!」




『……だって。』





「だってって…(汗)。

…全くもう…(笑)

別に無理に声かけなくてもいいだんし!もう帰ろうよ?!」




『でも…。』





「いいじゃんいいじゃん(笑)!

…あの子だって、きっとすぐ立ち直るよ(笑)!…千春がぐずぐずしててもきりないし!…別に千春が気にする事ないさ(笑)!」





『そうだけど…。どうしたの?
急に帰ろうだなんて……。』





―――――‐

その時、アッコの携帯が鳴った-ピロピロピロッ


千春は、アッコの照れた様子を見て、すぐにあのスケベ上司からの電話だと気づいた。



――――――‐‐


『あっ!…まさか、アッコ。
タケベ部長と、この後デートの約束でもしてるから、早く帰ろうとしてるんじゃないよね……?』








「バレた……エヘッ(笑)」


< 116 / 119 >

この作品をシェア

pagetop