― ONE LOVE ―
【千春の心】【洋人の心】
………………んっ?!
【洋人の心】
………可愛いぃ…(照)
【千春の心】
…えっ?!なんか私、今変な目で見られた?!…まさか…さっき、エッチなページ見てたとこ…見られてた…?!…もう、ヤだ~(汗)!!
千春は、荷物を持って、慌てた様子でトイレへ。
一方洋人は、胸が踊りだしていた。
【洋人の心】
……ドクッ…ドクッ…ドクッ…。…ヤバい…なんだこれは…。…あの女の人……
…すんげぇ、俺のタイプじゃん!!!
――――‐‐
出発のアナウンスが流れ、何百もの人の群れが、機内へと歩いていく中、千春の事が気になって、姿を探す洋人。
【洋人の心】
…あの女の人、どこに行く予定だったんだろう…。……まっ、行き先が一緒でも、…意味はないか…。
【千春の心】
…さっきは、びっくりしたぁ。…まぁ、知り合いじゃなかったからいいか(笑)!…さっ、え~と、座席A-35はと…。あっ、ここだ!
【洋人の心】
…あの女の人、可愛いかったなぁ…。え~、座席A-36…。あそこか…。
…あっ?!
洋人は、自分の座席番号の前に座ってる千春を見つけ、驚いた。
【洋人の心】
…やべぇ やべぇ…。さっきの女の人が、前の座席に座ってるじゃんよぉ……。