― ONE LOVE ―

ツトムと別れた悲しさで、千春は夕食も口にできなかった。




――――‐‐―‐




そして、今になって¨愛する人との別れ¨が、リアルに千春の心の中に入り込み、失恋という二文字になって駆け巡っていた。







【千春の心】
………ツトム………。

…別れる事になるなんて……


…イヤだ……。




……でも…ツトムには…もう他に好きな彼がいて……。




………彼っ?!





…もう…ツトム……一体どうなっちゃったんだよぉ……(泣)。



――――‐‐―‐
―――――




ツトムに対する思いが、千春の中で、どんどん膨らんでいく。



失ったモノの大切




失ったモノへの劣等感






失ったモノへの…………










……………愛しいさ





………………となって。



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