― ONE LOVE ―

千春の心に、深夜0時を指した時計の針が、失恋してからの経過時間を知らせ、また歩き始める。


―――――‐‐



【千春の心】
……ツトムの声が聞きたい…。



…いつもと変わんないみたいに……………………。



―「千春何しよっと?」



―「千春は可愛かねぇ」



―「千春は、俺の事好きと?」



―「千春に会いたかったとよ」



―「ずっと一緒におりたかね」





…何でも


………何でも…いいから……






……ツトム






……電話してきてよ………。






―――――‐‐―‐
――――――




その時







プルルプルルプルルッ









千春の携帯が鳴った。


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