― ONE LOVE ―

「洋人……それ笑えねぇぞ…」



「洋人くん…僕も笑えない…」




―――――――‐‐
―――‐




三人の間に、ケータイ小説では表す事のできない ―


冷たぁ~い風が吹き抜けた。





【洋人の心】
……いやぁ……かなり頭を悩ませて、考えて考えた末のタイトルだったんだけど…




『いや…たださ!この曲だけは、………カッコつけたくなくてさ!そりゃ一応、カッコイイのも考えたけど……この曲を表現するには、このタイトルしかないと思って…………ダメ?!』




二人は、深くため息をつき、さっき喫茶店で打ち合わせでもしてきたかのように、声を揃えて言った。





「ダメ(汗)!!!」





アキは洋人の顔を覗き込み、ニヤッと笑い、呆れた表情で言った。



「…これ失恋の歌だよな?」




【洋人の心】
そうさ…千春ちゃんの歌さ(照)



『そうだよ…何?…悪い…?』



「べ…別に…悪かないさ!イイ歌だし、……だから尚更、バシッと最高なタイトルつけようぜ!」



「僕も、アキちゃんに賛成!」




『な…なんだよ!二人して!』



【洋人の心】
……やっぱ……違ったかな(汗)?


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