― ONE LOVE ―
シンは黙ったまま、テーブルにある、飲みかけのジンジャーエールのコップを、じ~っと見ている。
「シン?!大丈夫か?!…………夢の世界へでも行ってんのか(笑)?!」
『なんだなんだ…?!どうした?!…親が怒ってるから、帰んのが怖いのか(笑)?』
洋人とアキは、半笑いしながら、シンをからかった。
――――‐‐―
―――‐‐
そしてシンは、腰を上げた二人の顔を見上げ、話だした。
「…イイの思いついたんだ…」
【洋人の心】
……なんだよいきなり…
『そ…そうか…。そんで…?』
「お…おう。んじゃ言えよ…」
「 ― ONE LOVE ― 」