― ONE LOVE ―
・・・・・・・・。
『…おい…!…それ………
…BOB MARLEYの歌じゃんか…』
「シン!パクっちゃいかんだろ…パクっちゃぁ…(汗)」
表情や顔色ひとつ変えず、二人の言葉を軽く交わすシン。
「ちょっと二人とも聞いてよ…。僕はさっき、洋人くんの新曲を聴いて、…ホントに、鳥肌がたったんだ。…この曲、絶対いけるって、…そう思った。」
『お…おう、ありがとう…』
「…だから、生半可な気持ちでタイトルをつけたくないんだよ!…だって…今後…この曲は、僕達バンドの代表曲になる!…そうしたいと思えるんだ!」
「分かった分かった(汗)
…まぁ…少し落ち着け…!」
「洋人くんやアキちゃんが、本気でミュージシャンになりたいと思ってるように……僕だって、本気なんだ!」
【洋人の心】
…えっ?!…そうなの…?
…なんか……そんな…
シンの気持ち聞くの……
……初めてだな………
洋人は、シンの本音を聞き、今までにないくらい、嬉しくなった。