― ONE LOVE ―


・・・・・・・・。



『…おい…!…それ………

…BOB MARLEYの歌じゃんか…』



「シン!パクっちゃいかんだろ…パクっちゃぁ…(汗)」




表情や顔色ひとつ変えず、二人の言葉を軽く交わすシン。




「ちょっと二人とも聞いてよ…。僕はさっき、洋人くんの新曲を聴いて、…ホントに、鳥肌がたったんだ。…この曲、絶対いけるって、…そう思った。」



『お…おう、ありがとう…』




「…だから、生半可な気持ちでタイトルをつけたくないんだよ!…だって…今後…この曲は、僕達バンドの代表曲になる!…そうしたいと思えるんだ!」



「分かった分かった(汗)

…まぁ…少し落ち着け…!」




「洋人くんやアキちゃんが、本気でミュージシャンになりたいと思ってるように……僕だって、本気なんだ!」





【洋人の心】
…えっ?!…そうなの…?
…なんか……そんな…
シンの気持ち聞くの……

……初めてだな………





洋人は、シンの本音を聞き、今までにないくらい、嬉しくなった。

< 49 / 119 >

この作品をシェア

pagetop