― ONE LOVE ―
【洋人の心】
………………でも…
…まさかな…
…そんな事あり得ねぇよ…
…ハハハァ…(汗)
…そうだそうだ…!
…シンの親父は、優しい人だ!
…絶対あり得ねぇ…!
………んな事………
…あっちゃならねぇえ(泣)!!!
……あり得ねぇだろ…(泣)!!!
…くっ……うっ………(泣)
―――――――‐‐
洋人は、声を押し殺し、公園の公衆トイレまで走り、止まらない涙を、必死で拭いた。
そして、混乱する頭を、夜空に浮かぶ星で冷ましながら、アパートへ戻り、玄関のドアを開けた。
――――――‐
「あっ!洋人くん!どこに行ってたの?心配したよ!」
シンは、とっくにシャワーを浴びて、くつろいでいた。
『あ…いや…
………エロ本買いに(笑)!』
「………えっ?!
エロ本なら、自分でさっき買って、バックに入れてたじゃん…(笑)!」
『………………(汗)。』
【洋人の心】
…お~い……(汗)
………バレてたのね…(照)