― ONE LOVE ―

―――――‐‐―‐
――――‐


シンはそのまま―

泣き崩れた―



洋人は、シンのその様子を見て、少し後悔しながら、自分の涙を、ぐっとこらえた。



――――――‐‐―



【洋人の心】
…やっぱ…
…言わなきゃ良かったかな(泣)






…でも…誰かが…その事実に…


シンと一緒に…


…向き合わなねぇと…



…一人で…

…耐えられるはずがない…






シンの痛みを………



シンの心を………




…少しでも…少しだけでも…




…受け止めてやる事が


…今は大事だ




―――――‐――‐



洋人の心に、迷いはなくなった。そして、シンのうつ向いた上体を起こすように、肩を抱き上げた。



――――――‐‐―




『シン!…泣くのはやめだ!』





「うぅ………………(泣)。」






『なっ!…俺に話してみろ!』


< 68 / 119 >

この作品をシェア

pagetop