― ONE LOVE ―

―――――‐‐


雲ひとつない晴天。少し肌寒い朝。

ライヴ当日―


洋人とシンは、ライヴのリハーサルや機材セッティングがなどがあるため、早めに起きて、出かける準備をしていた。


―――――‐‐



「アハハッ…(笑)。」




『んっ…?!どうしたシン?』




「いや…(笑)。洋人くんの目、泣き過ぎで腫れてるよ…(笑)!」




『えっ、マジ?!』




「今日ライヴなのに、それじゃ~カッコつかないね…(笑)!」




【洋人の心】

…それ…やべぇな…(汗)



『あっ!シン!お前だって、目が腫れてんぞ…(笑)!』



―――――‐‐


二人は薄笑いを浮かべながら、洗面所の鏡を見て、顔を見合わせた。


――――――‐‐



「…どうしよう…(汗)。」

『…まぁでも、ライヴハウスは暗いし、…大丈夫だろ?!』



「いやそれもだけど……、アキちゃんとか、他のバンドの人が見たら、…何て言われるか……(汗)。」




『…………(汗)。』


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