― ONE LOVE ―
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千春とアッコの間に、気まずい雰囲気が立ち込めた。
千春はこの状況を、疑うしかなかった。
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『もうぉ!…アッコ!
冗談にしては巧妙だぞ(笑)!』
「フフッ……(笑)。
…ごめんごめん…(笑)!」
【千春の心】
…えっ?!…ウソなの…?
…なぁんだよぉ…(笑)
…色んな想像しちゃったよ(笑)
「…本気だよ。」
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アッコの視線は、千春の目を見たまま、そらす事はなかった。
千春の表情は、一気に気温零下を下回り、固まってしまった。
それから数分、互いは見つめ合ったまま、動かなかった。
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【千春の心】
…そんな事って……
…あるわけね……(汗)。
…まぁ…アッコの気持ちは置いといて…
『ちょっと!ちょっと!アッコ!あんたが本気になるならないは別にして…!
…タケベ上司には家族がいるんだよ!知ってるでしょ??』
「……関係ないよ。」