― ONE LOVE ―

――――‐‐―‐
――――


そして、モンキードロップスのライヴは、鳴り止まない拍手と声援の中、終わった。



――――――‐



「いや~なかなか最後の曲良かったねぇ!なんか一生懸命さが伝わってきたよね?!」




『………。』




「千春!!聞いてんの??」





『あっ…うん…。すごい良かったよね…(笑)!』



【千春の心】

…やっぱり見た事ある…


…どこで見たんだろう


ん~……




「さっ!次はバッドウイングスってバンドだよ!」




「うん…。」




―――――‐‐


モンキードロップスのパフォーマンスの余韻を、存分に残しながら、会場内は大盛り上がり、さらに、バッドウイングスの登場により、観客はヒートアップしていった。



その頃、全力でぶつかったライヴを終えた洋人達は―

――――――‐‐



「いや~、最後の洋人のMCには、ヒヤヒヤさせられたけど、ライヴ楽しかったな!」



「うん。いつもMCをいれない洋人くんが、まさかあんな事いうなんてね!今も、体の震えが止まらないよ!」




『ホント!二人ともお疲れさん!俺も、自分で何言ってたか覚えてないよ…(笑)。』


< 99 / 119 >

この作品をシェア

pagetop