華〜ハナ〜Ⅱ【完】
ブォォォッ…
うわっ…………!!!
結都の運転は、かなり速い。
しかも、うるさい。
鼓膜が破れるんじゃないかってくらい…
だけど…――――
「気持ちいいっ!!!」
「――…だろっ!?!?」
蓮士が気を使って走るのとはまた違う。
全速力で風を切ってる、っていう気持ち良さ。
私は、なんだか自然に笑顔になった。
「侑希さ〜ん!!!!!」
「…弘夜っ??」
「楽しいっスか〜!?!?」
結都のバイクに並ぶように弘夜が近づいて来た。
「楽しいっ!!!!」
「…っ!!/////
……よかったっス!!!!!」
弘夜は結都に一言、「失礼しました」と言ってから下がって行った。