華〜ハナ〜Ⅱ【完】
でも、人に馴染めるのは彼なら当たり前だ。
――――…
「侑希さん?」
「…え?」
「どうしたんスか?めっちゃ険しい顔してましたけど…」
「あ、…いいえ。なんでもないのよ。」
さすがにこんなことを考え出すと無表情ではいられないわよね…
「私、3階の部屋にいるわ。後で蓮士たちに伝えておいてくれない?」
「あ、はい!わかりました!」
弘夜に手を振って、私は3階のベッドがある一室に入った。