華〜ハナ〜Ⅱ【完】




少しの間バイクを走らせると、目の前に山が見えてきた。



…………っ!!!!

あれは…………






「ちょっ…あそこに行くの!?」

「あ?そうだ!!下までだけどな!!」



蓮士は、私の声が聞き取り辛いらしく、大きな声で答えてくる。



「山ん中には入れねぇからな!」




そんな…

ウソでしょ…


ここは………。



キキーッ



私の気持ちにはお構いなく、5人のバイクはそれが良く見えるところで停まった。




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