華〜ハナ〜Ⅱ【完】


そうして俺たちは侑希のマンションへ向かった。


でも…侑希はいない。




「蓮〜ほんとにここ?」

「間違ってんじゃねぇの?」

「どうなの、蓮?」

「……………。」



いや、ここで間違いない。

毎週来てんだから間違えるわけねぇし。




「留守…ってことだよね。
どこに行ってるんだろう。」




やっぱり俺たちは侑希のことを知らない…。

どれだけ、この侑希との溝に苦しめばいいんだろうか。





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