まあるい固体の上で【詩集】
いつか
あの時にもっとこうしてたら。
これを続けていたらもしかして。
今まではこんなことなかったのに。
何であの時に限って。
後悔ばかりは
私に生々しい傷痕を付けた。
思い出しては痛み、
視界は揺れる。
どうしようもない苦しみは
数時間経った今でも続いて
私はもう息をするのがやっと。
けれど今、
いくら泣こうが、いくら苦しもうが
いくら後悔しようが、
これから先、
明日か何年後か何十年後かの私が
この時に感謝できる日が来るのなら
それでいい。
いつか、いつかね。
今は到底無理だろうけど。
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