まあるい固体の上で【詩集】
永遠と終わり
どんなに有名だった
歴史上の人物だって
死んでから“歴史”になった
っていうのに
どんなに想像しても
自分の死ぬとこなんて考えられない
どんなに考えたって
あなたが死ぬなんて考えられない
“永遠”なんて言葉が
この世に存在しないなんてこと
もうとっくに知ってたつもりなのに
“終わりがくる”なんて言葉は
全く知らないでいたみたいだ