まあるい固体の上で【詩集】
教室
四角いこの空間で、
誰を信じ
誰と共に過ごせばいい。
一度痛みを知れば
周りを恐れずにはいられない
この小さな小さな空間の中で
窓から差す光はあるのだろうか。
誰かを
信頼し、認め合い、分かち合い、
許し合って、裏切り、否定する。
終わりのなく繰り返される日々に
価値などあるのだろうか。
差す光はまだ見えない。
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