まあるい固体の上で【詩集】
卒業
ずっと前から決まってたその日が、
ずっと前から分かってたその日が
今日だなんて信じられない
桜も咲いてない
まだ肌寒く感じる空の下、
卒業するなんて考えられない
有り得ない事だらけのまま
あたしをおいて
時間だけが過ぎてく。
「えっちょっと待ってよ」
なんて言っても聞こえるはずもなく
あたしはどんどんおいてかれるんだ。