まあるい固体の上で【詩集】
指針
真っ暗闇の中に一人置いてかれて
「真っ直ぐ歩いてけ」
なんて言われても
そんなの絶対無理なわけで
手探りで一人ぼっちで進んでく。
看板があっても
信用できない。
道を聞いても
本当に合ってるのか心配で
結局行かない。
でも立ち止まってちゃいけないらしい。
それ言ってる事おかしくない?
なんて言いたいけど
誰に言えばいいのかなんて
わからないわけで
意味もなく一人ぼっちで
呟いてみたりする。
そのままグチグチ言ってたら
いつの間にか出口らしくて
周りを見たらやっぱり一人っぽっち。
悲しい悲しいゴールイン。