まあるい固体の上で【詩集】
荒れ地の迷い人
孤独に満ちた
この荒れた野原で、
何を頼りに進んでいけばいい
道を教えてくれた人は
嘘をついた。
ほかの誰かに聞こうとしても
今度は誰も耳を傾けようとすらしてくれない。
「あいつ一体どこ行ってんだよ」
歩いてるとどこからともなく聞こえてくる
道を聞いても嘘をつかれる。
道を聞いても聞いてくれさえしない。
誰も教えてくれないんじゃ
行ける訳がないじゃない
誰を指針に、
誰を信じればいい
それを教えてくれる人すらいない
こんな世界
こっちから願い下げ