びたーがなっしゅ。
何っ!?


何!? それ!?


っていうか、私、美莉に涼空のことスキって話したっけ!?

「だって、茉湊っていっつも涼空のコト見てんじゃん?」
「うそっ。そんなに見てないっ」
「見てる見てる」

そう言って、美莉はケラケラと笑った。

「うそぉ〜。美莉にバレてると思わなかった……」
「涼空本人も気付いてんじゃない?」
「うそっ!!」
「ホント」
「うそぉ〜……」

思わず机にへたりこむ。

あ、冷たい。

っていうか、教室ってこんなに広かったんだ……。

卒業間際にして、新発見かも。



「まぁ、でも、涼空も茉湊なコト好きっポイし、いいんじゃない?」


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