君1人




階段をのぼるの

おせーな(笑)


「ほら。」



俺が 差し出した手を

ぎゅっと掴んだ。



「あっくん。早いよぉ」

「寝坊したの、亜夢なんだからな?」

「う…。」




教室に着いた。

どうやら遅刻わ していないらしい。


今日も朝から 走ったな。



「あっくん、ごめんね。」

「おう。これからは寝坊すんじゃねーよ?」

「………。」



こいつ これからも寝坊する気だな。



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