だから、ずっと



「はぁ…はぁ………」


「乃々香?!どしたん?!」


「頭痛い…ガンガンする……熱も………」


「乃々香?!」


お母さんのキンキン声に…嫌気を覚えながら…うちは意識を手放した。


目が覚めたら…
全部、嘘やったらいいのに…


菜々香もいい子で…
二人でS学園に受かって…
一樹が隣におる……


そんな未来を夢見た……
アホなうち………



< 18 / 89 >

この作品をシェア

pagetop