だから、ずっと
さよなら
「……………」
「乃々香っ!いつまで寝てるん?!今日は菜々香の引っ越しやから、早く起きてって言ったやろっ?!」
「………うん」
覚醒しきれてない頭を無理矢理起こして、お母さんの言葉に対応する。
そうか、今日は菜々香の引っ越し………入寮日か…。
「菜々香はもぅ、起きて荷物もまとめてんのに…乃々香は…ほんまに…」
「ゴメンなさい。」
「ええよ…ほんまやったら乃々香もおらんくなっててんな………」
「…………うん。」
「乃々香…こんなん言ったらアカンってお母さん分かってるけど…」
「ん?」
「乃々香が家におってくれて、お母さんは嬉しいねん。」
お母さん?