だから、ずっと
揺れる心



「んーっ!爽快感っっ!!」

「うるさいっ!!」

「いたっ!何すんねん!舞葉っ!」


「また始まった。」


蒸し暑い6月。体育館内の気温は非常に高くジメジメしてる。だけど、汗が気持ちいい…うちにとったら爽快感な汗…やのに


「あ〜早くシャワー浴びよ!汗臭い…乃々香も早く浴びや?汚い…」


馬鹿にしたように言う舞葉…この嫌みな毒舌にも慣れた。慣れたら舞葉なんて可愛いもんで…


「そうそう、上杉の言う通り…早くシャワー浴びて男子に譲れ!」


「マサ!!練習終わり?早くない?」


「明日は練習試合やから、早く終わってんで。」


「ハル!お疲れ様っ!」


「乃々も、お疲れ様。」


練習試合かぁ〜、だから早いんやぁ。うちも試合したいなぁ…



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