だから、ずっと
「なん…て?」
「S学園…明日の練習試合。」
「うそ…」
「知り合いでもいんのか?」
「…おらん。」
S学園…一樹がおる。
「……………」
「乃々香っ?!」
「っー」
「乃々、真っ青…大丈夫?」
「…っ、大丈夫っ!それより…疲れたから帰ろ?体育館も閉めやな…それにっ、」
「体育館やったら、俺が閉めとくから…将ちゃん、乃々と帰って。」
「そんなん悪いっ」
「行くで、」
「えっ?!マサっ!ハル…」
うちの鞄を持ち腕を掴んでサッサと歩くマサに…笑顔で手を振るハル。
「ありがとうっ!」
「気をつけてね。」
「っ、」
優しすぎるねん二人とも…ただ、菜々香に…一樹に会うかもしれんってだけで弱くなるーこんなうちに優しくしてくれる二人…
ありがとう。