助けてくれる人
事実

イジメが始まったのは
高校を入学して2週間後だった…

それは、ささいなきっかけだった「ねぇ、今日カラオケ行かない?」と高校に入ってできた友達からの誘い、
「今日忙しいんだ、ゴメンね」と断った

「全然大丈夫、また今度ね」と優しく言ってくれた、
私、咲にとっては
1人だけの友達、佐江だった

今日はお父さんのお墓参りがある

お父さんが亡くなった日にちに家族でお墓参りに行く事がルールだった

遊びたい気持ちはあったけど

しょうがなかった。

「忙しい」と言う断り方の訳は
佐江にお父さんが死んだことを知ってほしくなかったし、変な同情もしてほしくなかったからだった。

学校から帰りお墓参りの準備をして、家からでた

お墓参りが終わりお母さんの付き添いで
繁華街に行く事になった。

お母さんと食事を終えた後、
歩いていると中学生の時の元彼ミツに会った。

二年半も付き合った仲で話しをしているとお母さんが、
「先に帰るからなるべく早く帰りなさい」と言い先に帰ってしまった。

ミツとは付き合ってたころの話しなどで
いろいろと盛り上がった、

だいぶ遅くなってしまい、
ミツとバスに乗って帰り
「時間が遅い」と家まで送ってくれた。

こんな優しさも
中学生の時ミツと付き合う理由ともなっていた。

ミツに「わざわざ送ってくれて、ありがとー」といい、家の中に入った。

お風呂で、今日1日の疲れをとり

自分の部屋に入り
ベットで携帯を開いた、
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