SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ


 「おかえり。」


 「ただいま。」


お互いに口数が少なくて息苦しい車内。



話しかけたくても…
聞きたくても…



口に出す言葉を探しては言葉にならない。



無言のまま走りだした車。


笑いながら楽しそうに歩いている学生たちがやけに目に飛び込む。





 「美羽、何から話せばいい??」



 「その前にあたしの話しを聞いて。 あたし美月ちゃんに嫉妬してた」



 「そんなの見てたらわかるよ。 俺ってそんなに信用ないかな??」


信用?? … してるよ。


してるけど… 


鉄兄の言葉が尖ったナイフのようにあたしを責める。




 


 
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