SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~Ⅱ
レッスン8 離れて見て…
朝が来ない事を願っても朝はやってくる!!
それもピーカンの朝。
太陽なんて朝から張り切っちゃって、春の心地よい陽気。
まるで… 別居するのが正当な事!!って言われているみたい。
「鉄也君寂しくなるな。 いつでも泊りに来い、待ってるからな!!」
「ありがとうございます。 長い間お世話になりました」
パパと鉄兄の会話が、鼻をツーンと刺激して涙線を刺激する。
泣いたらヤバいかな??
お世話になってたんだもん。 泣くくらいいい??
涙ひとつ流すにも色々考えてるあたし。
「美羽ちゃんもありがとうね。」
笑顔で手なんか振られたら、鉄兄の胸の中飛びこんじゃうよ!!
我慢してんだから!!
泣くのも… 鉄兄に甘えるのも!!
我慢してるんだよ。
小さく手を振って、素っ気ないかもだけど部屋に引っ込んだ。
だって…我慢の限界だったんだもん。