ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
出発!!
―yu-mi.side―
吉川君に電話したら、無事だったみたいだから安心安心………って、
私何の為に電話したんだろ!?
勿論、事故とかあってないか心配だったけど大丈夫だったからってあのまんま電話切っちゃったのは変だよね!?
私って馬鹿?
そんな事を考えてると、10分くらい経ってて
「ゅ、優美…!!」
「吉川君?」
声がした方を見ると走ってくる吉川君の姿が見えた。
「そんな、走って来なくても…」
「何言ってんだよ…ハァハァ…俺、遅刻しといてゆっくり…来れねーよ。ごめんな遅れて」
吉川君は、かなり息を切らしながら謝ってきて失礼だけど思わず笑っちゃった。