ウサギとヒツジと時々オオカミ!?

―yu-mi.side―



吉川君が、小学生の時の事気にしてるのは分かってた。



「今、こうして好きな人と手繋げてて…小学生の時の事忘れてたくらい幸せだから」



これは私の本当の気持ち。



こうして本当の気持ちを言えるなんて、由季以外に居なかった。


でも、今はこうして吉川君に言えてて…
吉川君の事、私本当に大好きなんだなって思った。



小学生の時とは、見た目も中身も違う吉川君。


小学生の時は、小学生の時のカッコ良さがあって…


今は、また大人なカッコ良さ。


だってね、私達の横を通る女の人達がチラチラ見たりしてるくらい。



付き合うってなってから、吉川君の見方が変わって今はカッコ良過ぎるから少し不安かもしれない。