ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「もう逢えてたんだね…わぁ…ッッ!?」



吉川君を見てニコッて笑うと、吉川君から急に抱き締められた。



な、何ッッ!?



「優美、覚えててくれてたんだな?…その時も俺と、同じ気持ちで……今も同じ気持ちなんだな…」


「………うん。吉川君と同じだよ?」



抱き締められたのはかなりビックリしたけど、吉川君の言葉で抱き締められてる事が気にならなくなった。


この人は、私の事を本当に思ってくれてるんだな



って思ったから。



「優美…」



私の方に顔を埋める吉川君が可愛いくて、頭を優しく撫でた。




「あッッ!!ままー、カップルだよ~」


「「……!?」」




子供の声で私達は離れた。


ビックリしちゃった…



「邪魔も入っちまったし、飯食いに行こうか?」


「ぅ、うん」



恥ずかしい…

でも、また幸せを感じれた。


2人で自然と手を繋ぎ公園から出た。



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