ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「まだこのクラスって決まった訳じゃないし!ほら、違うクラスなら関わらなきゃ良いだけだしさ!」



そうだ…まだこのクラスとも決まった訳じゃないのに、私ったら人生終わったみたいになってた。

由季の言葉に一つ息を付くと



ガラガラッ……



「…………!?」



教室のドアが開く音に思わずビク付いてしまった。
だって、そろそろ先生が来る頃だしもしかしたらアイツも…。



「席に付け~」



やっぱし先生だ。



「優美大丈夫だって!」


「そうだよね!」



先生が教室に入ると同時に後ろを付いて入ってくる真新しい制服を着た男。


大丈夫なんかじゃなかった。


四組まであるって言うのに、どうして?


どうしてこのクラスなの。



< 13 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop