ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
いつもと違うお昼ご飯
―yu-mi.side―
公園から少し歩くとファミレスがあった。
「ここでい?」
私が頷くと、2人でファミレスに入った。
店員に席に案内されて向かい合って座った。
「もう2時過ぎかぁ…ご飯遅くなっちまったな」
「朝ごはん一杯食べたから大丈夫だよ?」
「朝からー?」
「ぅ……」
時間で恥ずかしい事を言ったと少し後悔した。
「優美、何にする?」
「私は…ドリア!」
「分かった」
吉川君は、私の食べたい物を聞くと呼び出しボタンを押した。
「ご注文はお決まりになられましたか?」
ニコやかな、店員さんで吉川君は自分のパスタと私のドリアを頼んだ。
「吉川君、私に聞いてばっかしだったから…一つ聞いてもいい?」
「ん?いいよ?」
店員さんが持ってきた水を一口飲んで吉川をチラッと見た私。
「吉川君は、その…女の人付き合った事あるの?」
「ん?ゃ、ないよ?優美だけって言ったじゃん」
それを聞いたら私は、何だか少しホッとした。