ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


部屋に入って、適当に座ってと言うとキョロキョロとまた俺の部屋を見渡しながらチョコンッと優美は座った。



「部屋…片付いてるね?」


「あぁ、俺案外綺麗好きだから」


「男の人の部屋って、もっとこー…」


「散らかってると思った?」


「うん…」



優美の反応や言葉を聞くと男の部屋に入った事がないらしい…。



「ぁ、さっき聞きたい事あったろ?」


「うん、あのね…吉川君は兄弟いる?」


「一つ下の弟がいるよ?優美は?」


「私は一人っ子」



後、聞く事は?と言うと優美は



「後は…食べ物何が好き?」


「食べ物…ハ……バンバーグ…」


「らしくないね」



って言われるのが分かってたから、俺はどんどん小声になって話しちまったんだよ。



「お弁当…ハンバーグ入れるね?」


「楽しみだなー」



心の中じゃ、ガッツポーズでテンション上がったけどシラーと俺はそう言った。


だって、ハズイじゃん?



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