ウサギとヒツジと時々オオカミ!?
「吉川君、カッコいいから…私ね?ちょこっと不安なんだ」
優美は急にそんな事を言い出した。
俺は顔をあげ、優美を見ると何か悲しそうに笑ってて…
「意味分かんないでしょ…急に」
「いや…そんな事………ちょこっとだけ」
優美は、俺の頭を撫で続けてて…
って、顔近けー
この距離で初めて見る優美は、もっと可愛いい
「今日、一緒に歩いてて吉川君の事チラチラ見る人達が居たの。可愛い子ばっかしだから私…」
分かったよ優美…お前の言いたい事。
「優美は可愛いよ?俺、いっつも言ってるだろ??」
「そんな事ないもん」
「俺は、優美だけだから…んな事心配すんな?俺、信じれない?」
「そ、そんな事ない!!」
優美は、自分から俺にギュッて抱き着いてきた。
俺の事好きだから、そんな不安になってくれてんだよな?
不安がってる優美が、俺は嬉しく思ってしまった。
そんで、そんなお前の事…俺だって不安なんだぞ?
だって、今すげー可愛い顔してっからさ。
他の奴の前でそんな無防備に笑うなよ?