ウサギとヒツジと時々オオカミ!?


「ごめんな…「優美ちゃん、ご飯何が好き~?」


「ぁ…ォ、オムライスです!?」


「OKOK~」



ガチャッとドアが開いたかと思うと、そんな事聞かれて吉川君のお父さんは何事もなかったかの様にドアを閉めた。



「あのバカ…ごめんな優美」


「いいの!何か、こうして吉川君のお父さんと話せるなんて嬉しいから」



私がそう言うと、吉川君はまた私に抱き着いてきた。



「さっき、邪魔されたから…」


「ゎ、私さっき恥ずかしかったんだよ!?」


「あんな親父だ、気にすんな?」


「するよ!」



私がわざとらしく怒った表情をすると、吉川君は可愛いなんて言ってる。


私、吉川君に勝てない気がする…



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